Facebook Libraとそれに付随するCalibraウォレットは、間違いなく他のどのステーブルコインよりも多くの反対と論争に直面しており、しかもそれはローンチ前からのことだ。
FacebookのLibraとCalibraの接続
まだご存知ない方のためにご説明しますと、FacebookのLibraとCalibraは同じプロジェクトの一部です。LibraはLibraステーブルコインを支えるブロックチェーンであり、Calibraは標準規格に基づき、ステーブルコインに付属するウォレットです。
しかし、Facebook LibraとCalibraの連携は、通常のステーブルコインとウォレットの関係よりも深いものです。Facebook Cindicatorのレポートによると、Libraブロックチェーンは完全に分散化されているわけではないものの、100社の投資企業がそれぞれ1票を投じるため、ある程度の分散化が図られているとのことです。
一方、Calibra は Facebook によって管理されているため、分散化されておらず、人々がウォレットについてより安全だと感じることもありません。
同様に、ブロックチェーンと 100 社の投資会社がユーザーの現実世界のdentを把握しているのに対し、Calibra はすべての現実世界のdentと、さらには個人情報を保有しています。これは、その処理主体が Facebook であるためです。
これは甚大な情報操作リスクをはらんでおり、米国政府関係者はFacebookを9/11の大惨事になぞらえています。さらに問題なのは、カリブラにはユーザーを操作する技術的能力があるのに対し、ブロックチェーンには明らかに技術的能力がないという事実です。
プライバシーの問題は、顧客確認(KYC)ルールによってさらに深刻化しています。LibraブロックチェーンにはKYC義務はありませんが、CalibraにはKYCポリシーが義務付けられています。しかしながら、Libraを試してみたい方のために、若干の妥協点があります。
FacebookのLibraはブロックチェーンに対する完全な法的権限を有しており、そのためLibra関連のあらゆる活動は法的措置によって阻止される可能性があります。一方、CalibraはLibraに対してそのような権限を持っていません。Calibraはユーザーの資産を凍結または解凍することはできますが、Libraブロックチェーンを恣意的に操作することはできません。
FacebookのLibraとCalibraが善人警官と悪人警官の戦略を実行しているかどうかはユーザーが決めることであり、そのためにはプロジェクトがローンチされるまでにはまだ長い道のりがある。
FacebookのLibraとCalibraは明らかに善玉警官と悪玉警官のパターンを描いている